私はパーソナルカラー診断と顔タイプ診断の個人サロンを運営しています。
特に女性は外見に自信を持てるようになることで、日々の生活や人との関わり方が変わり、最終的には人生が豊かになると信じています。
美容業界で働く方たちも、背景は違えど、この想いを共有しているのではないかと思います。
この機会に私の想いの背景を、自己紹介を交えてお話させていただければと思います。
幼少期~中学2年:自信に満ちた幼少期
私は山口県のごく一般的な家庭に生まれました。
両親は私がやりたいことをできる限り尊重しサポートしてくれました。
そのため、勉強や部活動、自分の好きなことに挑戦しやすい環境で育ち、好奇心旺盛で、「努力すれば自分は何でもできる」と思っていました。
小学校の高学年からバスケットボールを始めたことで、活発な性格に変わりました。
勉強では努力した分だけ結果が出ることにやりがいを感じ、部活動では仲間たちと共に充実した日々を送りました。毎日の朝練や部活後の練習も、厳しいながらも楽しみでした。
友達も多く、毎日が楽しく、何も恐れることなく過ごしていました。
中学3年生の時、部活を引退し、高校受験の勉強に集中することになりました。
その同じ頃、母が病気で入院しました。
中3:太って自信喪失
見た目の変化ですべてが変わりました。
部活を引退し、受験勉強のストレスが増えたことで、それまでよりも多く食べるようになりました。
母は入院しており、夜勤が多い父は家にほとんどおらず、私は誰にも制限されることなく食べ物を自由に食べ続け、気づけば15キロ近く体重が増えていました。
制服はピッタリとし、お腹は苦しく、顔もパンパンに…。
それでも他人が自分の外見をどう思おうと気にしないと考え、これまで通り自信満々な振る舞いを続けていました。
しかし、中学の卒業式前に、友人から当時流行っていた個人HPに「デブ」など、容姿に対する書き込みがあることを知らされました。
友人は軽く笑っていましたが、私はその瞬間、「自分は今、笑われるような外見なのだと。不快な存在なのだ」と深く思い詰めてしまいました。
突如自信を失い、「自分の外見に自信が持てない」「自分が嫌い」という感情に苛まれるようになりました。
それに伴い、私の振る舞いは小さくなり、自分を卑下するようになりました。
これがきっかけで、周囲の人々の態度や言葉もネガティブなものへと変わっていきました。見た目の変化がすべてを変えました。
高校~大学:自己嫌悪で顔を上げられない日々
当時、私は自分自身が大嫌いでした。
他人の視線が耐えられず、顔を見られたくない一心で、前を向いて歩くことができず、常に足元ばかりを見ていました。
大好きだったバスケットボールも、見ている人たちに笑われていると感じるようになり、やがて途中で諦めてしまいました。
私はその時、「自分の容姿のせいで」と強く感じていました。
留学経験:外国人から刺激を受け、自己受容の一歩に
大学3年生の時も、私は下を向いて生活していましたが、英語が好きだったことからカナダへ留学する決心をしました。
誰も過去の自分を知らない土地での生活は、私にとって新たなスタートでした。体型や外見にとらわれずに自分らしくおしゃれを楽しんでいる留学生や地元の人々から多くの刺激を受けました。
また、外見にかかわらず普通に接してくれる外国人の友人たちとの出会いが、自信のなさや性格の暗さを少しずつ改善していくきっかけとなりました。
体型は変わらないままでしたが、帰国する頃には少しだけポジティブさを取り戻し、自分自身を少しずつ受け入れることができるようになりました。
就活:美容にはまり、内面への自信の必要性に気づく
帰国後、私は海外に関わる仕事に就きたいと思い、航空業界に特に興味を持ちました。
航空業界のような華やかな世界に入るには、容姿を整えなければと思い、生まれて初めて本気でダイエットに挑戦しました。
その結果、普通体型に戻ることに成功しました。
さらに、就職活動をきっかけにメイクにも本腰を入れ、初めてデパートのコスメカウンターでプロの美容部員にメイクをしてもらった経験は、私に大きな衝撃を与えました。
「メイクでここまで顔が変わり、印象が良くなるなんて」という発見から、コスメにどんどんとハマり、メイクをすることで普段の自分より、より良く見せることができることに感動しました。
ダイエット、メイク、ファッションに時間を費やし、自分を変えることに夢中になりました。
徐々に自信を取り戻し、振る舞いや言動もポジティブなものへと変わり始めました。就職活動では、志望していた会社に入ることができ、自信が戻ってきたおかげで、周囲からの扱いも変わってきました。
この過程で、容姿に自信がなかったことだけでなく、内面や性格、自分自身の中身にも自信がなかったことに気付きました。
外見が改善されたとしても、根本的に自信を持つことの重要性に気づきましたが、自信を得るには何が必要なのか、長い時間悩みました。
23歳~25歳:自立して生きることを決意
外見の改善だけでは心の底からの自信は得られないと気づいた私は、20代前半を「どうすれば自信を持てるようになるのか」考え続けました。
結論のひとつは、「自立した人間になること」でした。
そのため、仕事や自分の「市場価値」に焦点を当て、自立を目指しました。最初の職場が私の求める環境でなかったため、変化を求めてEC通販会社へ転職しました。
26歳~27歳:事業立ち上げに興味を持つ
転職先のEC通販会社での仕事は、私にとって新しい挑戦でした。
そこで事業を立ち上げる楽しさを知り、自身でも何かを始めたいという思いが強くなりました。
そのような時期に、妊娠・出産を機に退職することになりました。
28歳:個人のイメコンサロンの開業
起業する夢を持ちつつも、家事や育児に忙しい日々を送っていました。
その時、趣味で投稿していたInstagramのコスメアカウントを通じて、イメージコンサルタントという仕事を知りました。
パーソナルカラー診断、顔タイプ診断、骨格診断などを用いて、その人に合った服やコスメ、色を提案し、「自信を持ちたい」「綺麗になりたい」と悩む女性をサポートする仕事です。
「起業するならこれをしたい!過去の自分のように容姿に悩む人に寄り添いたい。」と強く感じました。
そこで、夫や両親、友人などに相談しながら、診断資格を取るために講座に申し込みました。
29~30歳:SNS戦略とマーケティングの学び
資格を取得したものの、お客様に診断を行うためには、集客することが必要だと気づき、SNSでの情報発信を始めました。
しかし、安定してお客様を獲得することは容易ではありませんでした。
他の同期が予約で満席の状態を見て、なぜ自分が集客できないのかと焦りを感じました。
この状況に直面し、マーケティングの重要性を認識しました。
前職での経験を活かすものの、簡単にはいかず、SNSマーケティングのスクールに入り、さらなる学びを積みました。
まず毎月30万円の収益を目指しました。
サービス内容やお客様への想いなどの根本的な見直しから始まりました。「期待を超えるサービス」の為に、丁寧な接客、心からのおもてなしを心掛けたところ、リピート率や客単価が向上しました。
同時にInstagramでの発信内容をや予約の導線を変えた結果、理想のお客様に来ていただけるようになり、5か月後には目標を達成することができました。
また、ある日気づくと、パーソナルカラー診断のおすすめサイトにも掲載されており、SNSの力を改めて実感しました。
30歳:個人サロン集客サポートのスタート
私自身これからも、自信が持てない女性たちが自信を持って楽しく毎日を過ごせるような、ポジティブな変化をもたらすお手伝いをし続けたいと思っています。
そして、私の願いはそれだけではありません。
同じように、「変わりたいと悩む女性を助けたい」と思いながらも、
集客に苦労している個人サロンも多い中、個人サロンオーナーさんの集客のサポートをしたいと思うようになりました。
それにより、より多くの女性たちが変わるきっかけになれれば嬉しいです。